【即改善できる】メルマガURL配置箇所テクニック3選
【Contents】
まず抑えるべき3つの検証指標
テクニックを紹介する前に、より改善効果を高めるため、下記3つの検証指標からURLの評価をしておきたい。
1. 最もクリックされたURL
2. 最もCVしたURL
3. 最もクリックからのCVRが高かったURL
これらをまとめ、総合的に1位のURLを「必殺のURL」とする。URLが多い場合、各1~3項目の上位3位くらいまで評価し、総合的に1位のURLを「必殺のURL」としてほしい。
ポイントはURLの位置
メルマガの効果を改善するうえでの難関は、いかに「クリック」させるかだ。
その難関を突破するためのテクニックのカギは「位置」にある。
具体的には前述した必殺のURLを、下記3つのテクニックに沿って位置を修正する。
テクニック① 最もクリックされやすい位置に必殺のURLを配置すべし
テクニック② 必殺のURLは前半、中盤、後半に配置すべし
テクニック③ オファーやクーポンの案内直後に必殺のURLを配置すべし
下記よりそれぞれ解説していく。
テクニック① 最もクリックされやすい位置に必殺のURLを配置すべし
「最もクリックされやすい位置」とはいったいどこを指すのか?
ズバリ「先頭」だ。
考えてみてほしい。メールを中央や最後から開くことはほぼ無く、通常であれば先頭から開くはずだ。そしてその先頭は、単品リピート通販のLPでいうところの「ファーストビュー」と同じである。メルマガをLPだと考えてもらえると非常にわかりやすいと思うが、この「ファーストビュー」のURLが最もクリックされやすい。スクロールが必要であるほど「離脱率」が高くなるのは自然な流れだ。
だからこそ、メルマガを開いた人が目に触れる回数が最も多い位置でCVやCVRが高いURLを配置する。
例えば検証の結果、クリック数はそこまで多くはないが、クリックさえすれば高いCVRを誇るURLが見つかったとする。もしも、このURLを先頭に設置されていない場合はこれだけで改善が期待できる。
もちろん、脈絡なく商品URLを一番先頭に置くのは問題なので、一番先頭に置くなら「サイトTOP」、「マイページ」などのURLの設置が自然だ。アパレルや雑貨などの総合系のメルマガでは、メール内で紹介した商品URLよりも「サイトTOP」や「マイページ」へのクリック、CVが高くなりやすい傾向がある。
!メルマガの一番先頭には、「サイトTOP」や「マイページ」のURLを設置すべし!
テクニック② 必殺のURLは前半、中盤、後半に配置すべし
では先頭だけに力を入れればいいのか?当然、それだけではまだ足りない。
先頭のURLは
①既に購買意欲のある顧客へ、モチベーションを落とすことなく即アクションにつなげる場合
②ブックマークが面倒で、自分からはサイトに来ない顧客に導線を提供する場合
等には強力に働くが、メルマガを読み進めていくうちに購買意欲、興味が湧いてくることも多い。
※もちろんセールスレターであればこのような設計になっているべきだ。
そんな中顧客の購買意欲、興味が湧いたときに遷移できるURLが無かったらどうだろう。
下部にのみURLがある場合はスクロールする内に興味が引いてしまい、上部にのみURLがなければ、上にスクロールするしかない。しかしわざわざ上にスクロールする顧客は少ない。つまり、遷移させるチャンスを失ってしまうことになる。
そのため、必殺のURLは前半、中盤、後半に配置する必要がある。
・中盤:メール本文を読む顧客に対し、購買意欲、興味が最大になりそうなポイント。
・後半:中盤で取りこぼした顧客を刈り取る際の遷移ポイント
メルマガだけの話ではないが、購買意欲が湧いた顧客であっても下記のパターンに分かれることが多い。
「すぐ行動する顧客」
「様子を見る顧客」
「ぎりぎりまで関心がない顧客」
「背中を押してくれるのを待つ顧客」
例えばセール会場、おススメ商品、オファー商品などを紹介する際、たとえ同じURLでも複数配置することにより、それぞれのタイミングの顧客にアプローチできるようになる。
・前半:モチベーションが高く「すぐ行動する顧客」向け
・中盤;セールス文を読んでいく内に興味が湧いてきた「様子を見る顧客」向け
・後半:後押しの顧客の声や特別オファーなど、今、行動する理由を提示された「ぎりぎりまで関心がない顧客」、「背中を押してくれるのを待つ顧客」向け
!たとえ同じURLでも、前半、中盤、後半に「必殺のURL」を配置すべし!
テクニック③ オファーやクーポンの案内直後に必殺のURLを配置すべし
意外と徹底されていないのがこれだ。メルマガで特別なオファーやクーポン紹介、セールの案内などをした「直後」に、「即」アクション出来るURLや、強いURLを配置する。これを徹底したい。
オファーやクーポン、セールを見た顧客の盛り上がった気持ちをキープさせたまま遷移させるようにする。遷移前に注意文を長々書いて顧客のモチベーションを下げるのは避けたいからだ。
!オファー後に即、「必殺のURL」を配置すべし!
これら3つのテクニックを用いるだけで、メルマガのクリック率は簡単に改善される。まだ実践していないテクニックがあればすぐに取り入れてほしい。
メール内のURLは結局いくつ必要なのか
この記事を読んだ読者は、「URLは多いほうがよさそうだ」と感じただろう。実際、総合通販において商品を紹介する際などは、ある程度多いほうが好ましい。ただ、単品・リピート通販において「多いURL」は「離脱の原因になる」事を覚えておいてほしい。
その上で業種ごとの「目安」となるURL数も紹介しておきたい。
■総合通販:
・「サイトTOP」か「マイページ」は、先頭と最後に1個。
・「商品紹介」は1個の大きな画像などで見せる場合は3個程度
・小さく複数並べる場合は2×3か3×2で6個程度
(おススメ、新商品、再入荷等を分ける際は、それぞれの合計が最大12個程度)
・イベントや季節感のある「バナー」は、大きな画像で1個か2×2の4個程度
多くてこのくらいだろう。これだけ用意しても、1通のメルマガでクリックされるのは、1人あたり多くて2~3か所くらいだ。遷移した後に何回もメールに戻ってくるとは考えないほうが良い。
■単品・リピート通販:
・CVがゴールならアクションURL3~4個程度
単品・リピート通販はアクションしてほしい「内容」が明確であるため、1秒でもアクションを迷わせる情報や遷移は離脱につながってしまう。単品・リピートでのURLは、総合通販以上に何らかのアクションを促すためのゴールを徹底してほしい。
!メルマガ内のURL設置数;総合は6~18個、単品・リピートは3~4個!
・テクニックまとめ
メルマガURL配置箇所テクニックをまとめてみよう。
事前準備: 3つの検証指標からURLを評価し「必殺のURL」を特定する
メルマガURLの設置個所は下記3箇所
①先頭には「サイトTOP」や「マイページ」などの「必殺のURL」を配置する
②中盤、後半にも「必殺のURL」を配置する
③特にオファー後はすぐに「必殺のURL」を配置する
メール内URL数:総合通販は6~18個。単品・リピート通販は3~4個。
いかがだろうか。一度知ってしまえば簡単なテクニックだろう。
是非次回のメルマガから使えるものがないか確認してほしい。
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