LINE広告とは?特徴や料金設定、始める前にすること3つを解説

6大SNS広告の一つであるLINE広告。企業のWeb担当者の方の中には「そもそもLINE広告ってどんなもの?」「料金は高い?」「何から始めればいいのか知りたい」と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

SNS広告はターゲティングの精度が高いといわれていますが、SNSごとにユーザーの特徴が異なります。自社に合った媒体を選ぶことが大切です。

今回は、LINE広告の特徴と料金設定、始める前にすること3つを解説していきます。この記事を読めば、LINE広告とは何なのかを理解し、効果的に運用していくためのポイントを把握できますよ。

LINE広告とは

まずは、LINE広告の概要をお伝えしていきますね。

LINE広告の配信先

LINE広告は、LINE内外のアプリで表示されます。配信先は以下14つです。

  • トークリスト
  • LINE NEWS
  • LINE VOOM
  • ウォレット
  • LINE BLOG
  • LINE ポイント
  • LINEショッピング
  • LINE チラシ
  • LINEマイカード
  • ホーム
  • LINE Monary
  • LINEマンガ
  • LINE クーポン
  • LINE広告ネットワーク

「トークリスト」「LINE NEWS」「LINE VOOM」は活用するユーザーが多く、リーチ力が高いといわれています。その中でも「トークリスト」は、LINEのトーク画面上部に表示されるため、最も広告効果が高いです。

広告のリーチ力をさらに高める動きもあり、2022年4月からはLINEの「ホーム」タブ内にあるサービス欄の下にも広告が表示されるようになりました。

LINE広告は配信先が豊富ですが、デメリットも存在します。詳しくは後述しますね。

LINE広告のメリット4つ

ここからは、LINE広告のメリットを4つお伝えします。

メリット①リーチ力が高い

LINEには以下の特徴があります。

  • 圧倒的なユーザー数
  • 年齢・居住地・性別に関わらず多くの人が利用している
  • アクティブ率が高い

つまり、LINE広告はほかのSNSよりも高いリーチ力を持っているといえます。

国内のLINEユーザー数は9,200万人です。(2022年6月末時点) 利用者層に偏りがなく、さまざまなユーザーにアプローチできるのが強みといえます。 毎日利用する人も多いため、ユーザーとの接点が多いです。

メリット②静止画・動画を配信できる

LINE広告では、静止画と動画の2つのフォーマットで配信できます。

静止画は、低コストで作成できて、ひと目で訴求がしやすいですが、動画に比べると情報量が限られます。 一方動画は、多くの情報を伝えられてクリエイティブの幅が広いですが、その分制作コストが高いです。

配信先によって掲載できるサイズやフォーマットが異なるため、複数の広告を作成しておきましょう。

広告を配信したら、それで終わりではありません。静止画のどの要素、動画のどのシーンに課題があるのか分析します。

分析結果をもとに、より効果的なクリエイティブにしていけば広告効果を高められますよ。

メリット③ターゲティング配信が豊富

LINE広告は、特定のユーザーを指定して配信できます。 ターゲティング配信の種類は大きく以下3つです。

  • オーディエンスセグメント配信
  • オーディエンス配信
  • 類似配信

オーディエンスセグメント配信は、年齢・性別・地域・興味関心・行動・購買意欲データからターゲティングします。

オーディエンス配信は、ユーザーのアプリ内の行動・LINE公式アカウントの友だち情報・自社のカスタマーデータなどからターゲティングが可能です。

類似配信は、過去にCVした人に類似するユーザーをターゲティングします。

自社の商品やサービスに興味がありそうなユーザー、またはすでにCVしたことのあるユーザーをターゲティングするため、効果的なアプローチが可能です。

メリット④LINE公式アカウントの友だちを獲得しやすい

「友だち追加広告」という機能はコスパが良いのでおすすめですよ。

設定した予算内で友だちを増やせる機能です。友だち獲得時に費用が発生する仕組みになっており、1人当たりの相場は数百円といわれています。

LINE公式アカウントの友だち獲得に特化した広告で「トークリスト」「LINE NEWS」「LINE VOOM」に配信できますよ。どの掲載場所もリーチ力が高いですよね。

広告に「友達追加」のボタンが表示されており、ユーザーが押すと瞬時に友だち追加できます。 ターゲティングすれば友だち獲得がしやすいです。

LINE公式アカウントを運用している方はぜひ利用してみてください。

LINE広告のデメリット4つ

ここからは、LINE広告のデメリットを4つお伝えします。

デメリット①審査基準が厳しい

ほかのSNS広告と比べて、LINE広告の審査基準は厳しいといわれています。

広告を掲載するまでに以下3つの審査を受けなければいけません。

  • LINE広告アカウント審査
  • クリエイティブ審査
  • 広告審査

審査が終わるまでおよそ10日かかります。社内で広告配信のスケジュールが決まったら早めに動くと良いですよ。

審査に落ちてしまうと広告配信ができないため、必ず事前にLINE広告の審査基準を確認するようにしましょう。詳しくは後述します。

デメリット②拡散力が弱い

LINE広告は、ほかのSNS広告と比べて拡散力が弱いといわれています。

なぜなら、他ユーザーに共有する機能が付いていないからです。Twitterにはリツイート、Facebookにはシェアの機能が付いていますよね。

こうした拡散力のある広告を使うと、自社の認知度やエンゲージメントを高めることが可能です。

とはいえ、LINE広告には全く拡散力がないというわけではありません。タイムラインでハッシュタグ投稿ができるようになっています。

今後さらに拡散力を高める動きがあるかもしれませんが、現時点で拡散力を重視する場合は、Twitter広告やFacebook広告を検討すると良いでしょう。

デメリット③配信先を指定できない

LINE広告には14つの配信先があることをお伝えしましたが、実は配信先を選べないというデメリットがあります。

配信先に関しては、広告の設定で「自動配置」か「配信先を編集」を選びましょう。

「自動配置」を選ぶと全ての配信先に配信されます。

「配信先を編集」では、「LINE」もしくは「LINE広告ネットワーク」に限定できますよ。ただし、配信先を決められるわけではないため、特に理由がなければ「自動配置」にしておくと良いです。

デメリット④すぐに効果が現れない

Web広告の中には当日中に配信できるものもありますが、LINE広告の場合は審査があるため配信まで時間がかかります。

また、そもそもLINE広告は運用型広告ですので、広告効果を最大化するには手間と時間が必要です。複数の広告を比較してターゲティング配信やクリエイティブによるデータを分析し、改善を繰り返す作業があります。コツコツと地道に自社の勝ちパターンを見つけなければいけません。

LINE広告を始める際は事前に、すぐに効果が現れないことを経営陣を含めチーム全体で理解しておくことが大切です。長期的な視点で運用していきましょう。

LINE広告の料金

ここからは、LINE広告の料金についてお伝えします。

LINE広告の仕組み

LINE広告が配信される流れは以下のとおりです。

  • ユーザーが配信先を訪問する
  • 自動でユーザーにピッタリの広告グループが選定される
  • 入札金額をもとに自動でユーザーに表示する広告が選定される
  • 広告が配信される

1つの広告枠をかけて複数の企業がオークションを行うため、純広告のように確実に表示される保証はありません。他社に勝って広告を表示するには入札金額の設定が大事になってきます。

ここからは、LINE広告の予算、入札方法、課金タイプについてお伝えしていきますね。

予算の目安

LINE広告は運用型広告のため、低コストで始められます。ただし、少ない予算で戦ってしまうと、当然ですがオークションでほかの企業に勝てません。

広告出稿の目的によって変わりますが、Webサイトに集客することを目的とする場合は、月30万円の運用を3ヶ月以上継続する必要があるといわれています。

広告を表示させるためには、ある程度の予算を確保する必要がありそうです。以下で入札金額の設定についてお伝えします。

入札方法は自動入札がおすすめ

LINE広告の入札方法は以下2つです。

  • 自動入札:設定した予算内で入札額が自動決定
  • 手動入札:入札額を手動で変更

手動で運用するとなると、膨大な工数になるため、基本的にはAIによる自動入札がおすすめです。特にほかの業務と並行しているWeb担当者の場合は、自動入札で余計な工数を減らし、他業務に集中できるようにすると良いでしょう。

手動入札にすると、金額を高く設定することで確実に勝ちにいくこともできますが、高く設定しすぎてしまう可能性もあります。LINE広告を始めたばかりという方はAIに一任すると良いですよ。

ただし、AIが最適な入札金額を導くまでには時間がかかります。AIを最適化するには、広告グループ単位で40件のCVを獲得しなければいけませんCV獲得のために運用初期の予算を拡大する方法もあります。

3つの課金タイプ

LINE広告には以下3つの課金タイプがあります。

  • クリック課金
  • インプレッション課金
  • 友だち追加ごとに課金

クリック課金とは、静止画広告で使用される課金タイプです。 ユーザーが広告をクリックしたときに費用が発生します。表示されているだけでは費用が発生しないのが嬉しいポイントです。相場は1クリックあたり24円〜200円です。

インプレッション課金とは、動画広告で使用される課金タイプです。 1,000回表示されると課金されます。ただし、全画面表示されなければ表示カウントされません。相場は1,000回表示あたり400円~650円です。

「友だち追加広告」のところでお伝えしたように、ユーザーが自社のLINE公式アカウントを友だち追加したときに費用が発生する課金タイプもあります。

LINE広告の出し方

LINE広告を出す流れは以下のとおりです。

  • LINEビジネスIDを発行する
  • 広告アカウントを作成する
  • 「請求と支払い」設定でクレジットカードを登録する
  • 広告配信の設定をする
  • 審査
  • 広告を配信する

先述したように、審査でおよそ10日程度かかる可能性があります。

LINE広告を始める前にすること3つ

LINE広告を始める前に、ある程度準備をしておくとスムーズに運用を始められますよ。

ここからは、LINE広告を始める前にすること3つをお伝えしていきます。

LINE広告を始める前にすること①目的を決める

まずはLINE広告を出稿する目的をはっきりさせましょう。 目的を決めることで、ターゲット層と今後取るべき施策が見えてきますよ。目的設定は、広告効果を最大化させるための第一歩といえます。

LINE広告で設定するキャンペーン目的は以下のとおりです。

  • ウェブサイトのアクセス
  • ウェブサイトのコンバージョン
  • アプリのインストール
  • アプリのエンゲージメント
  • 友だち追加
  • 動画の再生
  • 商品フィードから販売

目的ごとに効果指標も異なります。 たとえば、ウェブサイトやアプリへの誘導を目的とする場合は、クリック数やクリック率などが効果指標となるでしょう。目的に応じて最初の段階で目標値を設定します。

LINE広告を始める前にすること②審査基準を確認する

先述したように、LINE広告には以下3つの審査があります。

  • LINE広告アカウント審査
  • クリエイティブ審査
  • 広告審査

LINE広告アカウントの審査では、LINE広告アカウントに入力した情報を審査されます。アカウント作成時は、入力不備で審査に落ちないように注意しましょう。

クリエイティブ審査では静止画や動画、アプリを審査されます。誤字脱字などの不備があったり、過度な表現をしたりしないようにしましょう。

広告審査では、商品や遷移先など広告出稿全体を審査されます。

審査基準で押さえておくべきポイントをまとめて、チームで共有しておきましょう。

LINE広告を始める前にすること③運用体制を整える

LINE広告は運用型広告ですので、やらなければならないことが多く、工数が膨大です。

リソースがない場合は広告代理店を利用しても良いでしょう。 実績のあるプロに任せると早いうちに効果が出やすいです。

ただし、コストがかかってしまったり、広告運用のノウハウを社内に蓄積できなかったりするデメリットもあります。広告代理店を選定する手間もあるでしょう。

リソース的に可能であるならば内製化をおすすめします。

まとめ

精度の高いターゲティングを強みとするSNS広告。なかでもLINE広告のリーチ力の高さは群を抜いています。 

ただし、拡散力が弱いというデメリットも。 自社の商品やサービス、目的に応じて広告媒体を選びましょう。

LINE広告の料金設定はシンプルで、「自動入札」に設定すれば運用コストを抑えられます。

「LINE広告の運用を始めよう!」と決めたら、事前に広告運用の目的を設定しましょう。目的に応じてターゲット層やクリエイティブ内容、効果指標、目標値を決めます。

審査基準が厳しいため、事前にガイドラインを確認しチームで共有しておくと良いですね。社内のリソースを確認して、運用体制も整えておきましょう。状況によっては外部に頼るのもありです。

本記事で、LINE広告とは何なのかを理解し、広告出稿を検討する参考にしていただけましたら幸いです。

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